温故知新

100%土に還る、
野菜や果物から作られた、
食物由来の紙文具ブランド

伝統の手しごととのアイデアの融合で
環境に優しい新しい和紙が生まれました。
そして、大きな未来へ。

Food Paperは、越前和紙の老舗工房「五十嵐製紙」が手掛ける、廃棄される野菜や果物から作られる紙文具ブランドです。
洋紙でも和紙とも違う独特な風合いが特徴で、環境に優しい紙文具ブランドとして、紙の可能性を広げていくことを目標に生まれました。

Food Paperのアイデアの源泉は、五十嵐家の次男が、
食べ物から紙をつくる研究を小学4年生から5年間続けていることでした。「紙漉き実験」と書かれた分厚いファイルの中には、食べ物からできた紙がズラリと。畑で採れる野菜をはじめ、お父さんのおつまみのピーナッツまで。
葡萄の紙はとても美しく、生姜で作った紙は4年経っても生姜の匂いがするのです。息子の研究成果を伝統工芸士でもある母が受け継ぎ、紙を漉く。和紙一家だからこそできたブランドがFood Paperなのです。

Food Paperは、フードロスとして捨てられる野菜や果物を使用しています。そして作り方はとても伝統的。手漉き和紙と同じプロセスでつくることができます。さらに機械抄きにも対応できるので量産もできることがわかりました。和紙漉きで培った伝統的な技法を用い、かつ教育的な紙文具ブランドとして、洋紙でも和紙でもない自然紙として、紙の可能性を広げていきます。Food Paperは三方よし。社会的にも産地的にも意味があって、いつか未来の定番紙になればいいなと思っています。